まちづくり連携組織

地域を支える連携組織はまちづくりの競争力の原資だ。世界競争を繰り広げ先鋭化する東京。その東京の重い荷物が地方の姿ではないだろう。
我らは都市と地方を対立軸としてとらえてはいけない。表裏一体の東京と地方の連動のあり方をそろそろ考えてよいのではないか。 そのポイントはもはや近代的都市計画手法では解決しない。自立した主体、躍動感のある活動こそ求められている地域の連携組織の姿だ。

  • 大学商店街連携を酒造で支える協同組合追浜商盛会(神奈川県横須賀市)
  • 買い物難民を徒歩圏内マーケットで支える企業組合青空中央企画(熊本県荒尾市)
  • 中小漁港をマイナー魚で支える企業組合宇佐もん工房(高知県土佐市)
  • 離島住民の生活を観光で支えるNPOアクションアイランド(愛媛県今治市)

企業組合青空中央企画(熊本県荒尾市)

市町村の広域合併による縁辺部の疲弊や中心市街地の空洞化などで行政の手の届かないところで活動する住民組織、まちづくり連携組織の必要性が問われ、生業との兼業やコミュニティビジネスによって自立するまちづくり連携組織が誕生している。