【耕作放棄地】小倉千枚田(新潟県佐渡市)

小倉千枚田は、佐渡島が世界農業遺産(GIAHS)に認定されている代表的な棚田

佐渡市の小倉千枚田は、新潟県佐渡市の小佐渡山脈の中腹、海抜350~400メートルの急勾配に位置する美しい棚田です。江戸時代に佐渡金山の繁栄に伴う人口急増に対応するため、米を増産する目的で開墾されたと伝えられています。全国的にも珍しい、一枚一枚が非常に細長く、農機具が入らないような田んぼも残る急峻な地形が特徴です。一時は過疎化や減反政策の影響で大部分が休耕田や荒廃田となりましたが、2008年(平成20年)から始まった「棚田オーナー制度」によって美しい景観が復活しました。この制度では、地元の管理組合が区画をオーナーに貸し出し、オーナーは住民と協力して田植えや草刈り、稲刈りなどの作業を体験できます。収穫されたコシヒカリの玄米30キロを受け取ることができる制度もあり、2025年5月には県内外から約90人のオーナーや住民が集まり田植えが行われました。小倉千枚田は、佐渡島が世界農業遺産(GIAHS)に認定されている代表的な棚田景観の一つであり、日本の原風景とも称される文化的価値の高い場所です。両津港から車で約30分の場所にあり、車でのアクセスが便利です。水を張った時期の美しい景観や、緑豊かな夏の風景を楽しむことができます。

 

耕作放棄地化する棚田