魅力化による高校の生き残りと地域活性化地域活性化センター土日集中セミナー
いわゆる増田レポートに端を発した消滅自治体論議とその後に巻き起こる地方創生戦略の中で人口減少社会の活力維持が大きな論点となってきた。また人口減少による定員割れから統廃合危機に直面する地域の高校も多い。しかしながら、地域力維持という観点からは地域の高校の存続は必須の課題であり、高校存続に向け魅力化による入学者増を画策する試みが全国各地で行われ始めている。地方創生戦略策定の中で、地域の高校はどうあるべきか、地域と高校はどう連携して魅力化を図り、地域力維持を図ってゆくかを考えるべき重要なタイミングを迎えている。
前年度に続き「魅力化による高校の生き残りと地域活性化」をテーマに土日集中セミナーを開催する。今年度は文部科学省スーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定された能勢高校(農業系総合学科高校)、松尾高校(福祉教育推進校)のグローバル化による魅力化の方向性を探るとともに道立から市立に移管するなか、調理クラスに的を絞り生き残りを図る三笠高校、キャリア教育による地域再生、地域連携を図る可児高校の担当者を迎えてその生き残り策を議論する。また、佐賀県武雄市は市立小学校の授業を巡り学習塾「花まる学習会」と提携し官、民、地域が一体となって新しい公教育づくりを推進している。花まる学習会を迎え小中学校の地域と連動した取り組みを聞く。教育が変わる曲がり角の時代、入試改革も進んでいる。地域と教育は如何に連携し、如何なる地方創生戦略を編み出すかを考える2日間のセミナーを開催する。